Nhato Interview -2009/03/13 Fri-
Nhato / aka Fukumuro Tatsuya

10代の頃からevola recordsのアーティストとして多くのリリースを手掛ける。彼の根底にあるテックという概念、それは常に新しいサウンドを求める激しさと綿密に考え抜かれた冷静さの両面を持ち合わせており、それらはプロデュースやフロアをロックする彼自身のDJにおいても常に投影されている。
2008年、プロモーションとして送った楽曲が世界中のDJ達の間でプレイされるなど、大きな注目を集める中、彼の楽曲はオランダの巨匠Marcel Woodsの耳にとまり、Woodsのレーベル“Musical Madness”と契約。 本名名義でリリースされた“I'm Back”がWoodsのMix CDに収録されると、彼の名前は一躍多くのDJ達の間で知られることとなり、BreakfastやMarcus Schossow、Dennis Shepard、Heatbeatといった現在のシーンを賑わす同世代のDJ達からGareth Emery、Ronski SpeedやSolarstone、Matt DareyといったTOP DJの幅広い支持を獲得。更に2008年末にヨーロッパダンスシーンのトップレーベルの1つであるHigh Contrastからのオファーで提供したRemixがTiestoによってプレイされるなど日本人アーティストとして未踏かつ多くの快挙を成し遂げている。
URL : http://www.myspace.com/nhato
・T.I : クラブミュージックと出会ったきっかけはなんでしたか?
また、作曲は始めたのはいつ頃からでしょう?
Nhato :
友人がCyber TranceシリーズのCDを貸してくれて。
はじめて聴いた時はなんだかアルバムの全曲が
同じに聴こえて興味なかったのですが、
自分がテクノ系の作品を作るようになった時に、そういえばあんなCDあったな、もう一度貸してもらうか。
…という流れで二回目聴いた瞬間にどっぷりハマりました。
音楽自体は高校1年生の時から作っていましたが、
最初はイージーリスニングやらメタルなんかにも手を出していた時期もありました。
いわゆるフロアユースな音楽を目指し始めたのはほんの2年前ほどです。
・T.I : 影響を受けたアーティストなどがいれば、お教えください。
Nhato :
Tranceというジャンルでは沢山居ますがどれもいわゆる普通じゃない音、
斬新な試みをしているアーティストに影響を受けています。
それ以外のジャンルであれば例えばHard MinimalのTakaakiItohさん、PsychedelicではShpongle、
DubではPitch
Black、他にも沢山好きなアーティストは居ますが、
基本的にストレートな作品より捻りがあるものが好きです。
映画や絵画にも影響を受けたりしますね。
・T.I : Marcel WoodsのMusical Madnessから昨年"I'm Back / Regulus"がリリースされ、 多くの海外のDJの間でも支持されましたが、どのような経緯で契約に至ったのでしょう?
Nhato :
僕がプロモをせっせと作っていたその時、偶然MarcelのHPを見かけて送ったのが簡単な経緯で、
当時彼がよくDJに使う曲のリズムや雰囲気を研究して二曲すぐに完成させました。
レーベルカラーがはっきりしていて尚かつ既にリリースされている曲が独特の雰囲気を持っているので、
純粋に楽しく作業が出来ました。
・T.I : テック調の楽曲を主体にされていると感じますが、
他に興味のあるジャンルやスタイルはありますか?
Nhato :
ミニマルのDJスタイルは非常に興味があります。
僕は基本的にテクノ好きなので、そういった一つの音にストイックなまでに固執する姿勢と
トランスの持つ
明確なメッセージ性を合わせていく、
というのが今までの作曲法で同時に今後の課題でもあります。
・T.I : 国内外で一緒に曲を作ってみたいアーティストなどはいますか?
Nhato :
あんまり二人以上で作業する事は無いんですが、
レーベルメイトのJonas Stenbergとは何か一緒にやってみたいですね。
後は一つの題材を二人で一つずつmixを作る、とか楽しそうです。
・T.I : これから音楽を作りたい、DJをしたいと思っている方達へアドバイスをいただけますか?
Nhato :
自分の好きな事を是非やってください。
特にこういう音楽のシーンだと模倣や流行り廃りが多いですが、
ただ真似するのでなくその手法
がとられている意味を是非自分の中で噛み砕いて、
自分のものにするといいと思います。
それとDJをするなら、自分がDJをする意味を考えた方が良いと思います。
僕なんかは先輩方がやられているような鋭く空気を読んで選曲するというテクニックが無いので、
自分の作った楽曲達を使ってちょっと特別な時間を演出する、という点に重みを置いているつもりです。
・T.I : 今後のリリース予定があればお教えください。
Nhato :
近々Sevensenses Digitalからオリジナルシングル"Fuhaku / Raihaku"が出ると思います。
また、Musical MadnessでもFukumuro Tatsuya名義での作品を出せるように作業している所です。
Remixはいくつかあって、まずMPFSから男性Voが渋いGeorge Hales -
Downfallと最近Detoxを
中心に活躍しているTigran
Organezovの新曲。
それとこれはまだ早いかもしれませんが4月末にElucidate - Cloud Factoryなどを予定しています。
後は僕の新しいシングルも今Remixerを探している段階ですが、早いうちに発表したいですね。
・T.I : 3/19に東京のBLACK Room、3/20に大阪のLunar ClubでMarcel Woodsと共にプレイされますね。
Nhato :
東京(Landscape)のイベントは何回も遊びにいっているのでなんとなく雰囲気が掴めますが、
大阪はまったく知らないので非常に楽しみです!
それとMarcelのプレイを間近で見られる滅多に無いチャンスなので、ここぞとばかりに勉強してきます。
・T.I : 最後に遊びにこられる方達にメッセージをお願いします。
Nhato :
僕らも頑張るので是非一緒に盛り上げてMarcelが日本にまた来たい!と思わせるパーティーにしましょう。
URL
Nhato Interview (inthamix)